フランスまるごとおまかせ! パリ発 フランス情報コミュニティー・ジャーナル

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 パリ、マルセイユ、リヨンに次ぐ、国内第4 の都市であるLille(リール)。人口100万人以上の首都圏を形成し、パリ北駅からTGVで約1時間、ベルギーの国境に接し、ロンドンまでもユーロスターで約3時間と、フランスの北の玄関口として、近年発展を遂げている地方都市のひとつだ。シャル・ド・ゴール将軍の生まれ故郷としても有名。

CIMG0584.jpg
 Nord-Pas-de-Calais(ノール・パド・カレ)地方のNord(ノール)県の県庁所在地である、リール。“都会過ぎず、田舎過ぎない街”。リールに住む人の多くがこの街の暮らしやすさを強調する。街には無人運転の地下鉄2線が走り、海外から技術者の視察団が訪れるほど。CarrefourやAuchan、IKEAといった超大型店舗が駅前の便利なところに存在しているのも特長だ。

 リールを含む北地方の評判は、かつては炭坑の街としても知られたことや、雨が多く、どちらかと言うと暗いイメージだった。ところが近年は、郊外のValenciennes(ヴァランシアンヌ)にトヨタの工場が進出していることでも知られるとおり、海外企業の誘致にも力を入れた、産業都市としての側面も持つ。2004年開催のオリンピック候補地として立候補した経歴もあり、残念ながら開催地に選ばれなかったものの、同じ年に“欧州文化首都”に選定され、たくさんのイベントが開かれた街は多くの観光客で賑わった。なにより、北地方の人柄は、フランス人の間でも“サンパ”で知られ、親しみやすく、とても優しい。

 リール市街地は、毎年クリスマスシーズンには中央広場にあたる“Grand Place(グランプラス)”に大観覧車が登場。日本のものよりは高速で、1回の乗車で3周巡り、頂上からは市内が一望できる。グランプラスすぐ横のメトロ・Rihour駅周辺には、今年は78の屋台が登場し、各地の特産品やクリスマスの装飾品などを販売している。

 また毎年9月の第1週目の週末は大規模なブラッドリー(蚤の市)が開かれることでも知られるリール。街中至るところが会場になり、夜通しで行われる蚤の市には、毎年、フランス国内だけでなく、近隣の国からも蚤の市マニアたちが訪れ、この時期のホテルの予約は1年以上前から既にいっぱいだというほどの盛り上りだ。

 この街がフランス領となったのは、17世紀以降。それ以前は、ブルゴーニュ伯領であり、一時はスペイン統治下であったため、街には“フランドル建築”と呼ばれるスペイン文化の影響を受けた特殊な建築様式の建物が今でも残されている。

 街は際立った大きな観光名所は少ないが、まずは旧市街を散策することがおススメ。オレンジを基調とし、特徴的な装飾が施されたフランドル建築の古い建物や、石畳が敷き詰められた街並はクラシカルなヨーロッパの雰囲気をそのままに残している。

IMGP3073.jpg IMGP0280.jpg

【その他の見所】
Musee des Beaux Arts de Lille(リール美術館):
2万2000平米を誇る広い敷地内の王宮のような豪華な建物の中に、ルーベンス、ドラクロワ、ドナテロなどの著名画家の作品、ロダンなど彫刻を所蔵。

Cathedrale Notre-Dame de la Treille(ノートルダム大聖堂):
1854年に建てられた、旧市街に位置するリール一の大聖堂。ネオ・ゴシック建築の近代的な外観を持つ大聖堂は国内でも珍しい。

Citadelle(城塞):
1667年、リールがフランス領となったのを機にフランドルからの攻撃を守るために造られた城塞。ヴォーバンが設計した5角形の星を象った合理的なデザインを評して“城塞の女王”と呼ばれている。現在も軍隊が駐屯しており、内部の見学は観光局主催のツアーに参加者のみに許されている。

Muee d'Art et d'Industrie de Roubaix-La Piscine-(Roubaix産業美術館):
リール市内からメトロで30分ほどのところに位置する、ルーベイにある美術館。もとはプールだった建物を美術館に改装したユニークな展示法が特徴。

CIMG0093.jpg piscine_roubaix01.jpg

【名物】
ベルギーと国境を接する街であるらしく、”Ch'iti”などの地ビールが有名。また、ワーテルゾーイ(魚のスープ)、ムール・フリット(ムール貝の酒蒸しとフレンチフライ)もおすすめ。”Maroilles(マロワール)”と呼ばれる地元のチーズは、塩気が強く、地ビールによく合う。薄いワッフル生地に、赤砂糖やバニラのクリームが挟まった”Gaufre(ゴーフル)”は、3時のお茶受けにもいい。

CIMG0589.jpg

Lille観光局:www.lilletourisme.com
スポンサーサイト
この記事へのコメント
2005.12/17(土) わが故郷[編集人]
2005.12/18(日) [匿名]
2005.12/19(月) Paulの本店はリール[編集人]
2005.12/20(火) 初めまして[ナツコ]
2005.12/20(火) Re:初めまして[編集人]
2006.10/07(土) Des2l3op3[Des2l3op3]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
この記事のトラックバックURL
http://francejournal.blog38.fc2.com/tb.php/69-05a2f948
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。